2010年5月5日水曜日

記念艦「三笠」を訪ねる

昨年末、NHKドラマ「坂の上の雲」の放送があったのを機会に、横須賀に保存されている戦艦三笠を見学してきました。
戦艦三笠は日露戦争当時の連合艦隊旗艦で、バルチック艦隊を殲滅し、日露戦争を勝利に導いたことで知られています。この絵の中央に描かれているのが東郷平八郎大将で、他にも加藤友三郎参謀長、伊地知彦治郎艦長、秋山真之参謀の姿も見えます。
上の絵に描かれている三笠の艦橋に立ちました。太平洋戦争時の軍艦の艦橋と違い、遮る物が何もありません。この下には35cmの鉄板に守られた操舵室はありますが、戦闘指揮はこの上部艦橋で行われていたようです。

実際に立ってみて感じるのは狭さ。絵を見ても分かるように10人も集まればもはや動きが取れません。
甲板から見てもその小ささが分かります。

小さいと感じるのは艦橋だけでなく、すべてが小さい。日露戦争当時の戦艦というのはこんなにも小さいのかと実感しました。実際全長122mと現代の駆逐艦の約150mよりも小さいです。

また以前より疑問に思っていたことが、実際に記念艦三笠を訪れて解決しました。それは太平洋戦争後に三笠がどうなっていたのかと言うことです。

艦内の展示によると、戦後、連合国軍により三笠も接収され、上部建造物が取り払われてバーなどの娯楽施設として使われました。しかしイギリス人ジョン・S・ルービンがジャパンタイムズに投書したことで状況が変わり、アメリカ海軍提督ニミッツの尽力もあり、復元が実現したとのことでした。
復元の経緯などもあり、30センチ主砲や写真の8センチ補助砲などはすべてレプリカです。それでもなかなか雰囲気は出ています。

一方で機関部が無い(展示スペースになっている)ので、内部は船の大きさの割にはとても広いです。ゆっくりと展示を見ているだけでも1時間くらいはあっという間に過ぎてしまいました。
戦争の遺産と言うこともあり、受け止め方は人により様々でしょう。一方で館内には各国海軍から贈られた楯が展示されており、国際交流の舞台として現在も活躍しているということは余り知られていないかもしれません。

記念艦「三笠」を訪ねたことで、NHKの「坂の上の雲」の後半を見るのが楽しみになってきました。

0 件のコメント:

コメントを投稿